死神とロウソク
何かにつけて金に縁が無く、子供に名前をつける費用すら事欠いている主人公がふと「俺についてるのは貧乏神じゃなくて死神だ」と言うと、何と本物の死神が現れてしまう。仰天する男に死神は「お前に死神の姿が見えるようになる呪いをかけてやる。もし、死神が病人の枕元に座っていたらそいつは駄目。反対に足元に座っていたら助かるから、呪文を唱えて追い払え」と言い、医者になるようアドバイスを与えて消えた。
ある良家の跡取り娘の病を治したことで、医者として有名になった男だが『悪銭身に付かず』ですぐ貧乏に逆戻り。おまけに病人を見れば死神はいつも枕元に・・・とあっという間に以前と変わらぬ状況になってしまう。困っているとさる大店からご隠居の治療を頼まれた。行ってみると死神は枕元にいるが、三千両の現金に目がくらんだ男は死神が居眠りしている間に布団を半回転させ、死神が足元に来たところで呪文を唱えてたたき出してしまう。
大金をもらい、大喜びで家路を急ぐ男は途中で死神に捕まり大量のロウソクが揺らめく洞窟へと案内された。訊くとみんな人間の寿命だという。「じゃあ俺は?」と訊く男に、死神は今にも消えそうなろうそくを指差した。曰く「お前は金に目がくらみ、自分の寿命をご隠居に売り渡したんだ」。ろうそくが消えればその人は死ぬ、パニックになった男は死神から渡されたロウソクを寿命に継ぎ足そうとするが……。
「アァ、消える……」
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死神とロウソク_d0232830_14581789.jpg

Canon EOS 5D Mark II EF100 f/2.8L Macro IS
by makuropapa | 2011-12-05 14:58 | ノンカテゴリー | Comments(4)
Commented by おせわになります at 2011-12-06 13:59 x
この物語知ってます。が、「恐ろしいですね~!」と稲川さんが登場してきそうな一枚ですね。


因みに、マクロパパさんは幽霊など見たことありますか?
Commented by makuropapa at 2011-12-06 15:50
こんにちは 

幽霊ですか? 幽霊は全く信用していませんし 幽霊なんか居ませんよ
幽霊に殺されたり怪我させられた人なんか聞いたことがありませんよ
何よりも怖いのは やはり人間ですよ その次に獣かな

とにかく 幽霊 オバケなんて居ませんから 絶対に(´∀`)
Commented by おせわになります at 2011-12-08 10:14 x
同感です。今日の友は明日の敵。の場合もありますからねえ。
本当、人は見た目だけで判断してはなりませんね。(笑)


ところで、ソレ系の存在は居ない。との事ですが、私は居ると思いま~す。
Commented by makuropapa at 2011-12-08 12:46
恐がり発見!!

うらめしやぁ~~~~~~~~~~ ドロドロドロ~~~~~~
今晩 枕元に立ちます ヒヒヒヒヒヒヒ~~~~~~~~~~~~~~~~

呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ~~~~~~ン

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